授業サポーター/端末メンテナンスツールに生徒機の画面が表示されない場合は、以下の内容を確認します。
設定ができていない場合は、それぞれ対応します。
【ネットワーク接続】
- 生徒機から先生機へ接続できているか
ping コマンドなどを使って、生徒機と先生機とのネットワークの疎通を確認します。
- (授業サポーターのバージョン*1が 2.2.7 以上の場合)UDP のブロードキャスト通信がネットワーク機器で妨げられていないか
*1授業サポーターのバージョンの確認方法
[コントロールパネル-プログラムのアンインストールまたは変更]の一覧に[授業サポーター]または[授業サポーター2]で始まる名前があれば、その項目のバージョンを確認します。端末検索方式が[ブロードキャスト](初期設定)の場合、授業サポーターでは起動時の登録・確認のため、UDP のブロードキャストを利用します。この通信は、ルーターなどのネットワーク機器の設定によっては通信できない場合があります。ブロードキャスト通信が生徒機のアシストボタンに届いているか、アシストボタンの[ヘルプ-バージョン情報]を選び、通信状態を確認してください。
アシストボタンの[通信状態: T/U/B ]で、[B]がブロードキャスト通信を受信できています。ただし、生徒機のLAN の有線/無線を切り替えたときは、通信状態を再取得する必要があるため、アシストボタンを再起動してください。
ブロードキャスト通信がうまくいっていないときは、以下の原因が考えられます。- アクセスポイント、ルーター、スイッチなどで止められている
- VLAN が異なる
【OS の設定】
- ファイアウォール経由の通信が許可されているか
Windows のファイアウォールの状態を確認し、授業サポーター関連のプログラムが登録されていない場合は登録します。送信接続の設定が[許可]になっていない場合は個別に登録します。登録するプログラムは[scnet.exe ][scmgr.exe ][scnetsvc.exe ][scmnt.exe ]です。
※[scmnt.exe ]は、授業サポーターのバージョン*1が 2.2.1 以上のときに対象となります。
*1授業サポーターのバージョンの確認方法
[コントロールパネル-プログラムのアンインストールまたは変更]の一覧に[授業サポーター]または[授業サポーター2]で始まる名前があれば、その項目のバージョンを確認します。ファイアウォールの設定について詳しくは、Windows のヘルプをご覧ください。また、Windows 以外のファイアウォールを使用している場合は、使用しているソフトで設定してください。
【運用状態】
- チャンネル設定が[年組用チャンネル]になっている場合
年組用チャンネルの場合は、生徒機がログインしてガイドメニューを表示するまで接続しません。
- アシストボタンのバージョンが古くないか
導入時期の異なるジャストジャンプシリーズが入った端末と接続する場合、接続するすべての端末の授業サポーターまたは授業サポーター アシストボタンのバージョン*1が 2.2.1以上であることを確認します。
*1授業サポーターのバージョンの確認方法
[コントロールパネル-プログラムのアンインストールまたは変更]の一覧に[授業サポーター]または[授業サポーター2]で始まる名前があれば、その項目のバージョンを確認します。
【授業サポーターの設定】
- 連携製品が授業サポーターとアシストボタンで一致しているか
ジャストスマイルシリーズとジャストジャンプシリーズ、ジャストジャンプクラスシリーズが校内に混在している場合は、連携している製品が一致していないと通信できません。
授業サポーターは[ヘルプ-バージョン情報]、アシストボタンは[メニュー]のアイコンをクリックして[バージョン情報]を選び、連携している製品が同じであることを確認します。 - ポート番号、チャンネル番号が一致しているか
授業サポーターとアシストボタンで、ポート番号、年組用チャンネルまたは番号チャンネルが一致していることを確認します。
アシストボタンでは、アシストボタン上で[Ctrl]キーを押したまま右クリック(プレスアンドタップ)して表示されるメニューで[通信設定]を選びます。授業サポーターでは[設定-通信設定]を選びます。設定が一致していない場合は設定しなおします。※年組用チャンネルの確認は、授業サポーターのバージョン*1が 2.2.1以上のときに対象となります。
*1授業サポーターのバージョンの確認方法
[コントロールパネル-プログラムのアンインストールまたは変更]の一覧に[授業サポーター]または[授業サポーター2]で始まる名前があれば、その項目のバージョンを確認します。 - 複数のネットワークアダプターが有効になっていないか
授業サポーターで[設定-通信設定]を選び、[ネットワークデバイス]で接続方法を選びます。
アシストボタンでは、アシストボタン上で[Ctrl]キーを押したまま右クリック(プレスアンドタップ)して表示されるメニューで[通信設定]を選び、接続方法を指定します。
【コンピューター名】
- コンピューター名またはIP アドレスが重複していないか
授業サポーター/端末メンテナンスツールは、コンピューター名で端末を識別します。ネットワーク内に同じコンピューター名やIP アドレスの端末がないか確認します。
【それでも解決しない場合】
上記で解決しない場合は、以下を確認してください。
- ポート番号がほかのプログラムで使われていないか
授業サポーターは、指定した番号から連続した5つのポート番号を使います。ポート番号の設定が51880 の場合は、51880 〜 51884 を使います。これらのポートを、ほかのプログラムで使われていないことを確認します。
- 端末の検索方式が一致しているか
(授業サポーターのバージョン*1が 2.2.7以上の場合)授業サポーターとアシストボタンで、端末の検索方式が一致していることを確認します。
*1授業サポーターのバージョンの確認方法
[コントロールパネル-プログラムのアンインストールまたは変更]の一覧に[授業サポーター]または[授業サポーター2]で始まる名前があれば、その項目のバージョンを確認します。- 端末検索方式が[サーバー]の場合
サーバーアドレスのURL が一致しているか、ファイアウォールの設定ができているかを確認します。
- 端末検索方式が[埋め込み]の場合
登録したIP アドレスに、端末が使うIP アドレスが含まれている必要があります。
USB LAN アダプターなど、利用するIP アドレスは、すべて登録します。
アシストボタン側は、[ブロードキャスト]を選んでおきます。
- 端末検索方式が[サーバー]の場合
- アシストボタンが起動しているか
生徒機のWindows のタスクマネージャーを起動し、[サービス]シートで、授業サポーターサービス2( ScNetService2 )が実行中であることを確認します。授業サポーターサービス2( ScNetService2 )が見つからない場合は、授業サポーターをインストールしなおしてください。授業サポーターサービス2 ( ScNetService2 )が停止している場合は、サービスを開始してください。
※授業サポーターのバージョン*1が 例えば1.5.5など 1.x.x となるバージョンでは、Windows のタスクマネージャーの[アプリケーション]シートまたは[プロセス]シートで「アシストボタン」が起動しているかを確認します。
Windowsに管理者でサインインするとアシストボタンが起動するが、他のユーザーでサインインすると起動しない場合は、インストールしている他社製ソフトが要因となっている可能性があります。該当するソフトの機能を解除して回避できるか確認してください。*1授業サポーターのバージョンの確認方法
[コントロールパネル-プログラムのアンインストールまたは変更]の一覧に[授業サポーター]または[授業サポーター2]で始まる名前があれば、その項目のバージョンを確認します。 - アシストボタンに【提示用】と表示されている場合
【提示用】は、アシストボタンの表示専用モードの機能です。授業サポーターの一覧には表示されず、画面配信の一覧にだけ表示されます。
アシストボタン上で[Ctrl]キーを押したまま右クリック(プレスアンドタップ)して表示されるメニューで切り替えます。